どうすれば日本人がNFLにいけるのか?

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世の中は大変な状況ですが、NFL挑戦中の佐藤選手・山﨑選手には良い流れ来ています。
このタイミングで、彼らが今後どういうステップでNFLを目指していくのかを改めて整理してお伝えします。

どうすれば日本人がNFLへいけるのか、特に日本の大学を卒業した選手のパターンに絞って説明をします。まずNCAAの規定により、日本の大学でアメフトを4年間プレーをした選手は、アメリカの大学でプレーすることは出来ません(短大は除く)。

NFLへの入り口はFree Agent向けコンバイン

彼らがNFLへ行く道はFree Agent向けのコンバインに参加し、スカウトに声をかけてもらうしか方法はありません。 CFL(カナダのプロアメフトリーグ)などの他のプロリーグを経由するパターンもありますが、そこで活躍した選手も、コンバインに参加してNFLを目指すことが多いです。

現在Free Agent向けのコンバイン(プロ野球の合同トライアウトのようなもの)はJKAが提携しているMichael Hustedコーチが主催しているHusted Pro Camp、その他にもアメリカの有名なコーチが主催しているコンバイン(Coach Zaunerなど)が存在します。コンバインにはNFLのスカウトやコーチが来ます。

今年は山﨑選手はHustedコーチのコンバイン(1月)へ、佐藤選手はHustedコーチ(1月)・Zaunerコーチ(3月)両方のコンバインに参加しました。

佐藤選手・山﨑選手の現在地

コンバインでトップの成績を残した選手はスカウトから声が掛かり、各チームと個別でトライアウトを行うか、Rookie Mini Campなどに招待されます。そこで実力が認められれば、トレーニングキャンプへの参加が認められます 。

丸田・櫻井の時代も含め、いままで②の「コンバインでトップクラスの成績を残す」ということを目指してきましたが、参加者はNFL経験者や強豪大学で活躍してきた選手も多い為、なかなかその壁を突破することが出来ませんでした。

しかし今年は山﨑選手がHustedコーチのコンバインで、佐藤選手はZaunerコーチのトライアウトで、どちらもトップクラスの成績を残しました。我々がずっと目指してきた「突き抜ける」事が出来つつあります。

現時点ではまだスカウトからの正式に声が掛かるのを待っている状況ですが、佐藤選手にカウボーイズのスカウトからコンタクトがあるなど、これまでで最大のチャンスが来ています。

まだまだ道のりは長いが、可能性はある。

NFLのキャンプに参加出来るのは第一段階で90名、最終的に公式戦に登録出来るのは53名です。よって37名はシーズンが始まる前にクビになります。

キッカーの場合はキャンプが始まる時点で2名(現在契約しているキッカーと、新たに参加する1名)の場合が多いです。 プレシーズンゲーム(日本のプロ野球のオープン戦の様なもの)を経て、最終的に登録されるのは1名です。要するに最終的に”NFLのキッカー”になれるのは世界中で32名(NFLは32チーム)だけです。 Free Agentコンバインから始まり、最終的にNFL選手になれるのは毎年1名いるかいないか。非常に険しい道のりです。 ただ、不可能ではありません。


現在Seattle SeahawksでプレーしているJason Myers選手はこの道のりでNFLへの夢を掴みました。彼は大学時代は無名大学のMarist Collegeでプレー、大学卒業はサンディエゴでアルバイトをしながら、NFL挑戦に向けてトレーニングを続けていました。

Myers選手は大学時代もそこまで目立った成績を残した訳ではありませんが、Michael Hustedコーチの元で修業し、キックの正しい知識を身に付け、トライアウトで結果を残し、NFL選手になりました。 

日本人キッカーでも、その選手の努力次第でNFL選手になれる道は出来ています。
狭き門ではありますが、佐藤選手・山﨑選手が道を切り拓いてくれると信じています!!

Japan Kicking Academy 櫻井